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【高校入試に採用された本49】お菓子の船 上野歩 講談社


国語の力を伸ばしたいけど、

どんな本を読んだらいいの?

そんな小中高校生に

2024年度、実際に公立高校入試で採用された

おすすめの本をご紹介。

 

 

「お菓子の船」

上野歩

(講談社)

 

~紹介~

 

たった一つのどら焼きが、
海を越え、時代も越える。
少女の切実な願いが胸を打つ感動巨編!

製菓学校を卒業した樋口和子(わこ)は、
浅草にある奥山堂の門を叩く。

祖父が亡くなる前に作ってくれた
特別などら焼きを再現すべく、
和菓子職人への第一歩を踏み出すために。

だが、待っていたのは
男ばかりの職人世界の逆風、
なかなか工房に立たせてもらえない
年功序列の社会。

荒波の中でもひたむきに努力を続ける和子は、
やがて一人前の職人になっていく。

一方、調べていくうちに、
祖父が太平洋戦争に出征していたころ、
ある船に乗っていたことを知る。

「お菓子の船」と呼ばれていたその船にこそ、
どら焼きの秘密があるかもしれない。

当時の乗員に会って話を聞いていくうちに、
和子は祖父の知らなかった一面を見つけていく。

ふんわりと溶ける皮、
口の中でほどける餡子と、
ひとつまみの“秘密”。

誰にでも、一生ものの忘れられない味がある。

「お菓子には不思議な力があるんだよ」

講談社HPより

 

《入試採用した都道府県》

岩手、東京、富山

 

国語の力を伸ばしたい受験生に。

受験を控えるお子さん、お孫さんへのプレゼントに。

 

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