令和２年６月２日

福島県教育委員会は、

①特色選抜の要件変更

②今夏の体験入学中止

を発表しました。

①

２０２１（令和３）年３月に予定している

県立高校入試前期選抜で、

「特色選抜」の出願要件において

部活動の大会成績や資格試験の成績などを

求めない方針としました。

新型コロナウイルス感染拡大を受け、

部活動の大会中止や

資格試験の延期が相次いでいることを

考慮したためです。

「特色選抜」では本来

各高校が「志願してほしい生徒像」を示し、

大会の成績や資格試験の成績などを

出願要件としていました。

ただ、受験生に不公平が生じないよう、

必要に応じて

実技試験や面接の実施をするけんりつとしています。

また、資格試験についても同様であるが、

今後試験が行われた場合は

評価の対象とするとしています。

②

県立の各高校は新型コロナウイルス感染拡大にともない、

今夏の体験入学を実施しないことを発表しました。

例年、夏休み期間中に

中学生や保護者を対象に行っていましたが、

夏休みの短縮などもあり、

受け入れることは難しいと判断したようです。

体験入学は、各高校が８月以降に

感染予防策を講じたうえで

行うことができるとしています。

体験入学を実施しない高校は、

学校の説明資料などを中学校に配布するなどし

情報発信を図るとしています。

※参照

特色選抜の要件変更　県立高入試で福島県教委 | 福島民報
https://www.minpo.jp/news/moredetail/2020060376007

21年春・県立高入試…大会実績判断せず　実技・努力の過程重視：福島民友ニュース
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20200603-503954.php

２０２０年度入試から

福島県立高等学校の入試制度が変わります。

◎主な変更点

①Ⅰ期、Ⅱ期選抜を統合した新たな選抜（前期選抜）、

Ⅲ期選抜と同様の選抜を後期選抜として実施。

②前期選抜と連携型選抜の志願者全員に学力検査を課す。

③前期選抜では特色選抜と一般選抜を行なう。

◎新しい入学者選抜制度

～前期選抜～

３月上旬に実施

特色選抜＝「志願してほしい生徒像」に応じた自分の志願したい高校を

主体的に選択肢出願できる選抜

（小論文実技等は校長判断で実施）

一般選抜＝中学校における学習活動の成果を総合的に見る選抜

特色選抜と一般選抜は同一高校の中で併願可

（面接は校長判断で実施）

～連携型選抜～

３月上旬に実施

連携型中高一貫教育を実施する中学校から高校へ出願する選抜

前期一般選抜と同一高校の中で併願可

（連携型検査は校長判断により実施）

連携型中高一貫教育を実施する高校

塙工業高校（機械科、電子科）

田島高校（普通科）

相馬東高校（総合学科）

ふたば未来学園高校（総合学科）

◆特色選抜or連携型選抜　→　一般選抜　の順で合否判定をする。

◆各選抜の合格者を併せて発表

◆どの選抜で合格したかを、合格通知書に明記する。

～後期選抜～

３月下旬に実施

定員を満たしていない高校で実施する選抜

変更に伴うポイント！

☆併願は同一高校に限られる

☆必ず学力検査がある

☆調査書などによる加点があるので中１、中２の評定も重要

※新たな高等学校入学者選抜制度に関すること – 福島県ホームページ
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/edu/shinnyushi.html

H30年度の情報が入り次第更新します。