大学進学を考えた高校選び
- 2017年6月25日
「大学全入時代」という言葉があります。
知恵蔵には以下のようにあります。
大学全入時代
少子化で大学や短大への入学希望者が急減し、
大学や学部の新設で入学定員の数が微増して2007年春に同数となる、
つまりえり好みしなければ全員が入学できるようになると予想されていた。
(増谷文生 朝日新聞記者 / 2008年)
これだけみると「勉強しなくても大学生になれるじゃん」と
思ってしまうかもしれません。
この説明には続きがあります。
しかし、景気回復の影響で入学希望者が予想を上回り、
実際に同数となるのは数年先に持ち越された。
しかし、知名度が低い私立大を中心に、
すでに全入どころか定員割れが相次いでいる。
日本私立学校振興・共済事業団のまとめでは、
07年春に定員割れした私大は221校で全体の40%、
このうち17校は定員の50%も入学していない。
私立の短大はさらにひどく、
定員割れは225校と全体の62%に達している。
そう簡単に有名大学には行けないわけです。
また、進学したはいいものの大学生としての力が足りないために、
教育の内容は、中学校程度のものという所もあります。
奨学金もらってまで行く価値があるかと問われれば
疑問符が付きます。
さらに、企業側としても、
出身大学によっては就職の際に
エントリーしても一次審査で落とされることもあります。
福島県の大学進学率は
文部科学省のH27年「学校基本調査」によると
全国平均が54.5%であるのに対して44.3%で
37位となっています。
高校の選択を間違うと行きたい大学に行けないということもあります。
大学進学を目指す受験生は
□ カリキュラムの違い
□ 卒業生の進路先と人数
これらの情報をHPなどでチェックすることをオススメします。