【高校入試に採用された本20】シンマイ! 浜口倫太郎 講談社
- 2020年11月19日
国語の力を伸ばしたいけど、
どんな本を読んだらいいの?
そんな小中高校生に
実際に公立高校入試で採用された
おススメの本をご紹介。
「シンマイ!」
浜口倫太郎
(講談社)
~紹介~
新潟の祖父に米作りを教わりに来た翔太。
朝五時起きで田んぼに向かい、
田んぼを注視する祖父。
真っ黒に日焼けした新米農家の里美、
農薬を使い効率よく米を生産する
兼業農家の光太郎。
まったく気が合わない農家たちの
仲を取り持とうとする市役所職員のまさる。
友人もおらず、携帯の電波も届かない。
同居の祖父は何も話さず、
出かけるにも周囲には田んぼしかない。
ある日、翔太は寝坊して
朝五時に起きられなかった。
すると喜一は一言「帰れ」と言う。
このまま帰っては負けだと
居直る翔太はある日、
喜一の米を食べる。
光り輝く米粒、
鼻孔に飛び込む芳醇な香り、
味覚をぶん回す旨味、
ぷつりぷつりと弾ける歯ごたえ――。
最高の米づくりを目指す日々が始まった。
「雨が降ろうが雪が降ろうが、
親の葬式の翌日だろうが、
とにかく一日も休まず田んぼを見ろ」
風が運ぶ土の匂い、
まばらに育つ稲の顔色、
雑草を防ぐために放たれた鴨。
田んぼの様子は
めまぐるしく移り変わり、
小さな違いが稲に大打撃を与える。
喜一の勘が、経験が、
稲を最高の米“神米”へと導いていく。
新米による神米のための米小説!
講談社HPより
《入試採用した都道府県》
香川など
国語の力を伸ばしたい受験生に。
受験を控えるお子さん、お孫さんへのプレゼントに。